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チーム論や個人のライフスタイルについて3つの国の映画メディア評判で解説

世界を代表する三つの国の映画産業―

アメリカ映画とフランス映画、そして日本映画の違いってなに?

そういう問題提起がある。

 

観点はさまざまあるから単純化しすぎるのは危険かもしれないが、こういうひとつの切り口がある。

「アメリカ映画は物語を描き、フランス映画は人間関係を描き、日本映画は風景を描く」

 

ハリウッド映画は、完璧なプロットの世界で、物語という構造を徹底的に鍛えぬいて作り上げ、導入部からラストシーンまで破綻なく一本道を走り抜けるように構成されている。

 

フランス映画の中心的なテーマは、関係性だ。夫婦、父と子、男と愛人、友人。そこに生まれる愛惜と憎悪をともに描くことによって、人間社会の重層性を浮かび上がらせる。

 

日本映画は、風景を描く。自然の風景という意味ではない。目の前に起きているさまざまな社会問題や人間関係の葛藤、他人の苦しみ、さらには自分の痛み。われわれにとってはそれらはすべて「風景」だ。どんなに深く関わろうとしても、しかしどうしてもコミットしきれない所与のものとして、われわれのまわりの事象はそこにある。だから日本映画には、向こう側に突き抜けられないことによる透明な悲しみが漂っていて、それがある種の幽玄的な新鮮な感覚として欧米人に受け入れられている。

 

チームの構成、個人のライフスタイル、メディアの在り方、どれもお国柄や国民性が影響するトピックだと思って映画の話を批評家の口コミ評判っぽく引き合いに出した(笑)

 

まあ、だからなんだって話じゃないが、雨が多いので家で映画を観たりするときに少し思い出してくれると嬉しい。

 

 

 

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テーマの著者 Anders Norén

電話営業、感じのいいお姉さんが話していた。

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